Tuesday, 19 March 2024

移民データベースとウィンドラッシュ・スキャンダル

1月末あたりからやっと始めた・・・

Biometric Residence Permit/BRP(バイオメトリック・レジデンス・パーミット)を取得する手続き。

イギリス在住約29〜30年間、1年ずつの書類や記録を政府のウェブサイトにアップロードしたり・・・

先月行った面談では、写真を撮ったり指紋採取のスキャン、サインをして無事終了しました。

担当者には、3〜6ヶ月でBRPカードが送付されるはず・・・

と言われているので、のんびりと連絡を待っています。

んが、最近、ガーディアン紙でこんな記事を読みました。

Home Office(内務省)の移民データベースのエラーが7万6千人以上発覚した、というもの。

でたー!

絶対、こういうのはあるだろうと思ってましたが・・・

スケールがデカすぎます。

内務省はちょっとしたIT問題、と片付けているみたいだけど。(呆)

具体的には、7万6千人以上のデータベースに・・・

間違った名前、写真、滞在資格などが入力されているのが判明したのだとか。(呆)

自分の名前だけど他人の写真、滞在資格も他人のものだったり、などの問題です。

私のは大丈夫なんだろうね?

そんなわけで、ダンナはこのBRPカードが届いたら紙の書類は処分出来るね・・・

とは言ってたけど、将来、何が起こるかわかりません。

なぜかといえば、自己防衛・・・

ウィンドラッシュ・スキャンダルが頭を横切るのはいうまでもありません。

1948〜70年代あたりにイギリスに来た・・・

旧大英帝国植民地や英連邦のカリブ海諸国からの移民たちのことです。

当時、第2次大戦後の労働力不足を補うことが必要だったイギリスで・・・

イギリス政府から招待されて、合法的に入国したのがウィンドラッシュ世代。

ちなみにウィンドラッシュは・・・

1番最初に入港した船、エンパイア・ウィンドラッシュ号の名前からの由来です。

そして、ウィンドラッシュ世代の問題が大きくなったのは・・・

2010年からの保守党連立政府の不法移民政策を導入したあとから。

移民が来た当時、ほとんど合法的に入国した書類などの証拠がなかったので・・・

1番ヒドい目にあっているのがこの世代、というわけです。

その世代が不法移民となってしまうと、その子供たちまでもが不法移民・・・

世代を超えて被害に遭ってしまうのです。

大人はみんな働いて税金も納めていたのに・・・

子供たちが学校に通学していたという記録さえ残っていないのが多々、だったそうです。(呆)

入国を記録した書類も、内務省で勝手に処理してたし。(怒)

ほんと信じられないですが・・・

書類がなくて証明出来ない大勢の人たちが、突然、国外退去になってしまったのです。

今もこの問題は解決していなくて・・・

就労資格を証明出来なくて仕事を失ってしまったり、病院へ行くことが出来なくなってしまった人たちや・・・

イギリスでの生活しかほとんど知らないのに、国外退去になってカリブ海へ送られてしまった人たちもいます。

未だにこの件の補償を待っている人たちがたくさんいて・・・

その間にお年寄りの中には亡くなってしまった人たちもいます。

そんなわけで、私も政府のデータベースをイマイチ信用出来ません。

だから、今回、ちゃんとBRPカードが届いても・・・

今までの書類はすべて保存しておくつもりです。(爆)

というか、まずはBRPカード詳細が・・・

自分のものかを確認する必要がありそうですね。

それに、このカードも今年いっぱいで終わり、来年からはオンラインになるとか。

ほんとに大丈夫なのかしらん?(苦笑)




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