Monday, 7 December 2020

EU離脱後の食品安全性と抗生物質

新型コロナウィルス/Covid-19で未だに大変なイギリス。

感染しての総死者はすでに6万人を超えています。

コロナ禍で、イギリスのEU離脱Brexit(ブレキジット)のことはすっかり忘れられていた感じだったのですが・・・

ここのところ移行期間終了が年末に迫っているので、再び報道が盛んになっています。

2021年元旦には、ちゃんとスムーズに離脱が行われるんだか?

スムーズに、というのはやはり条件付きでないと無理だしねー。

各報道によると、通商協定の98%は合意に達しているそうだけど・・・

なんかギリギリ過ぎて、中小企業は対策が取れなくて大変だろうと思います。

それにしても、私が消費者として一番気になるのは環境とか食品の安全性ですが・・・

最近ガーディアン紙でこんな記事を読みました。

ブレキジット後の畜産業の不安。

イギリスのEU離脱で、EU以外にアメリカやカナダなどからの食肉輸入が増えるだろう、ということですが・・・

アメリカやカナダ、オーストラリアやニュージーランドなどでは、抗生物質を日常的に与えているというものです。

特にアメリカやカナダは、イギリスと比べて約5倍も抗生物質を家畜に与えているのだとか。

特に、アメリカでの牛に対する抗生物質使用量はイギリスの約7倍も!

豚だと2倍あるそうです。

ひえー。

そして、オーストラリアでの養鶏は、イギリスと比べて16倍もの抗生物質使用量だとか!

豚だと3倍だそうです。

抗生物質は人間にも乱用されてて、近年抗生物質の使いすぎは薬剤が効かない耐性菌の増加にもつながり、薬剤耐性菌の弊害も出ています。

それが、食品となる家畜にも乱用されているとなると、人間に悪影響がないわけがないのです。

だからイギリスを含めたEUではその使用に規制があります。

イギリスも年末まではEU規制があるけども・・・

来年に入って他国との通商協定がそれぞれ結ばれるとなると、食品の安全性がどこまで保証されるのか気になるところです。

抗生物質は最低限に使用することで効果があるもの。

常在菌をも殺してしまうことになるので・・・

人間でも、そして家畜でも簡単に服用するべきではないはずなのにね。

中国でも抗生物質乱用しているから怖いし。

うちで肉を食べるときはなるべくオーガニック にしているけども・・・

EU離脱しても、イギリスまたはEU産にこだわる必要性があるような気がします。




最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございました♪


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