今年も、World Economic Forum(世界経済フォーラム)のジェンダー・ギャップ指数が発表になりましたね。
Global Gender Gap Report 2023(PDFファイル)
経済、教育、健康、政治の4分野のデータに基づいた指数をまとめて評価し・・・
国際的にジェンダー・ギャップ向上を評価するための指針になっています。
2006年に始まってから、未だに完全なるジェンダー平等の国は存在しないものの・・・
トップ9の国々は80%以上を達成しているそうです。
2023年も第1位はアイスランドで、なんとその指数は91.2%!
90%以上を達成したのはアイスランドのみで・・・
第2位にはノルウェー、第3位フィンランド、第4位ニュージーランド、第5位スウェーデン、第6位ドイツ、第7位ニカラグア共和国、第8位ナミビア共和国、第9位リトアニア、と80%以上。
イギリスは第15位で79.2%。
アジアでの断然トップはフィリピンで、第16位の79.1%。
そして日本。(溜)
対象国146カ国中125位で64.7%。
教育、健康の分野では高得点なのに・・・
経済、政治の分野ではガタ落ちです、特に政治。
日本ではいまだに女性議員数が極端に少ないですが・・・
人口半分である女性の意見がしっかりと国会で反映されていない、ということですよね。
まずはそこからすぐに改善していかない限り・・・
歪な社会を変えていくことは難しいでしょう。
私がまだ幼い頃には、社会党委員長や 衆議院議員であった土井たか子氏がいて・・・
これからの日本は変わるような希望があったような気がしていたのに。
21世紀の現在でも、衆議院議員に占める女性の割合は立ったの9.7%だって!
1割にも満たないってことですよね。
参議院でさえ25.8%と、女性は約4分の1だけだそうです。
まずは少なくとも女性議員数を40%以上くらいにはして・・・
女性の参加しやすい政治、政策を進めていくことが重要なのではないかと思います。
もちろん有権者も女性候補に投票しないと意味がないけど・・・
女性だからどんな人でもいいってわけでもないしね。
まずは女性候補者数が多くいないと、選択肢も少ないわけで。
女性候補者を多くする努力をする、というよりも・・・
女性議員数を義務化するように政策を変えていかないと、大きな変化は望めません。
小さい頃から政治に興味を持つような学校教育・・・
社会的に女性が政界に進出しやすい仕組みにする、なども必要でしょう。
そのためには、与党(自民党)が積極的にその政策を推し進めていかない限り・・・
ジェンダー・ギャップ指数を高めるのは難しいでしょうね。
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