Thursday 28 November 2019

残留農薬のカクテル効果

先月、ガーディアン紙でこんな記事を読んで、気持ちがどよ〜んと沈んでいました。
↓↓↓
Brexit may expose Britons to more pesticides – report

Brexit(ブレキジット)でイギリスの農薬使用が高まるのではないか、との懸念です。

もちろん現在はEU全体で、農薬など環境問題について協議されて決定されるわけですが・・・

イギリスがEUを脱退したら、自国で勝手に決めることができるようになってしまいます。

おそらく化学薬品大企業の思惑通りに。

まぁ一応、EU向けの農作物などはもちろんEU基準でないとダメだけどね。

あと、以前、オーガニック認証機関でもあるSoil Association(ソイル・アソシエーション)のレポートを読んだのですが・・・
↓↓↓
The Pesticide Cocktail Effect

使用されている農薬は1種ではなくて、何種類も確認されています。

だから1種類の残留農薬量が微量で問題ないとしても・・・

いくつもの残留農薬が混ぜ合わさっての相互作用はわかりません。

環境だけでなく、人間や野生動物などにもなんらかの影響があるはずです。

この研究はヨーロッパの11ヶ国の統計を使ったそうですが・・・

そのうちイギリスの残留農薬の種類は第2位と高いものだったとか。

約67%の試料から複数の残留農薬が・・・

5%は6種類以上、4%は10種類以上も残留農薬が発見されたのだそうです。

例えば2017年の結果だと・・・

92%のオレンジは複数の残留農薬を含み、39%は5種類以上、8%は8種類以上、

87.5%の洋ナシは複数の残留農薬を含み、37.5%は5種類以上、10%は7種類以上、4%は9種類以上、

64%のリンゴは複数の残留農薬を含み、15%は5種類以上、4%は7種類以上、1%は9種類以上、

53%の米は複数の残留農薬を含み、28%は5種類以上、4%は9種類以上、

25%のパンは複数の残留農薬を含み、4%は3種類以上、1試料は6種類以上

などの研究結果が発表されています。

だからやっぱり、なるべくオーガニックの食品を選んだほうが安心ですよね〜。

そして、最近はこんな記事も。
↓↓↓
UK supermarkets 'not transparent enough' about pesticide use
(ガーディアン紙)

イギリスのスーパーマーケットが、消費者に対して農薬使用について十分に明白とする努力をしていない、というものです。

一応、努力して前進していると見られるのは、M&S(マークス&スペンサー)、ウェイトローズ、セインズベリーズだとか。


まだまだまったく努力が足りないのは、アズダ、アイスランド、リドルだそうです。

詳しいレポートはこちらからどうぞ。
↓↓↓
How are UK Supermarkets Doing on Pesticides?(Pesticide Action Network UK)

そういえば、以前BBC「ホライズン」でも残留農薬について触れていました。
↓↓↓
The Honest Supermarket: What’s Really in Our Food?

約20分あたりから残留農薬についてです。

興味がある人はぜひ観てみてくださいね〜。






最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございました♪

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