Tuesday, 30 April 2024

永久に残る化学物質PFASで心血管疾患増加

ガーディアン紙でこんな記事を読みました。

化学物質PFAS(poly- and perfluoroalkyl substances/パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)により・・・

心血管疾患による死因が増加する可能性がある、というイタリア、パドヴァ大学での研究結果が出たというものです。
今までPFASの1つPerfluorooctanoic acid(PFOA/ペルフルオロオクタン酸)も含め・・・

PFASについては、ブログでも何度か記事にしたことがあります。

PFASは、forever chemicals(永久に残る化学物質)とも呼ばれ・・・

体内や自然界で分解されず、一度生成されると蓄積される性質があります。

だから、これからもどんどん環境の中で増加するのみ、ということで・・・

今すぐ使用禁止にしたとしても、永遠に残ることには変わりありません。

でも、使用禁止になれば、環境に残留するのはこれ以上増加しない、ということ。

研究対象を分けるのが難しいこともあり・・・

これまでPFASの人体への影響を研究することはほとんど無理でした。

だから、今回の研究は貴重で初めて。

というのも、イタリア北東部のVeneto region(ヴェネト州)では・・・

1985年〜2018年の間、PFAS生産工場のせいで飲料水が汚染されていたそうで、汚染が発見されたのは2013年。(恐)

perfluorooctanoic acid(PFOA/ペルフルオロオクタン酸)、perfluorobutanoic acid(PFBA/パーフルオロブタン酸)、perfluorobutanesulfonic acid(PFBS/ペルフルオロブタンスルホン酸)など12種類の化学物質が含まれていたみたい。

その期間、平均よりも約4000人を超過する死者が出ていることに・・・

研究者が気が付いたのがきっかけだそう。

その地域では、他の水源からの水も配給されたそうですが・・・

引き続きそのまま汚染されている飲料水を飲んでいる人もいて、比較して研究することが可能だったそうです。

他にも癌などの疾病とも関係があるかもしれないそうですが・・・

今回の研究では立証するのは難しかったみたい。

永久に残る化学物質は、環境だけでなく、やはり人体にも悪影響があるのは確実ですね。




最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございました♪

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