その1つがこれ。
ジョン・ルイスの大小2つのフライパンです。
うちで使っているセラミック・フライパンが焦げ付きやすくなってきたのもあるけども・・・
今回買おうと思ったのは、最近怖いドキュメンタリー番組を観たからです。
↓↓↓
Storyville:Poisoning America – The Devil We Know(BBC4)
前から何度かニュースでは見ていたけど、デュポン社が使用していたC-8についての事実を知ったのは今回が初めてでした。
C-8は、Perfluorooctanoic acid(PFOA/ペルフルオロオクタン酸)として知られている化学物質。
消費者だったら誰でも知っているもので、フッ素加工/テフロン加工の原材料です。
この番組は、アメリカのウェスト・ヴァージニア州のデュポン社に対しての訴訟裁判についてなのですが・・・
テフロンの製造過程で出た廃棄物を不法投棄し工場近くの河川を汚染して、デュポン社従業員や住民たちに健康的な被害をもたらした、というもの。
デュポン社を相手に3500人以上の集団訴訟の記録です。
この化学物質C-8に関して、デュポン社と3M社合同で、1950年代〜60年代から研究していたそうですが・・・
ラットを使った動物実験で、ラットの胎児の目に異常があったことが記録して残っています。
内部調査で、C-8はDNAに影響がある、長期間で人間の健康に危害がある、などわかっていた、
また1988年までにはC-8と癌との関係を研究し、ラット、イヌ、サルなどが死亡していた、
そして精巣腫瘍、肝臓肥大、膵臓癌などとの関係も研究でわかっていたそうです。
ところが、そういった研究結果は、Environmental Protection Agency(E.P.A./アメリカ合衆国環境保護庁)には提出されずに、20年以上も隠匿されていました。
また裁判中、3Мからデュポン社に送付された書類からは「この物質を水路には流さないこと」と指示もあったことが判明・・・
が、きちんとC-8や廃棄物が管理されていなかったために、河川や飲料水などを汚染する結果になりました。
デュポン社に隣接する土地を売ったウェスト・ヴァージニア州の農場主テナント氏が、だんだんおかしなことが起きていることに気がつきます。
↓↓↓
The Lawyer Who Became DuPont’s Worst Nightmare(ニューヨーク・タイムズ・マガジン)
野生動物や農場の牛が次々と死んでいくのを見て、その状態を記録していたのですが・・・
なんと2年間で農場すべての牛が死亡。
それも番組内で紹介され、裁判でも証拠として使用されています。
農場主テナント氏は、2001年に和解金をデュポン社から受け取っていますが・・・
その後、癌を患い、2009年に心臓発作で67歳の時に死亡、テナント氏の妻もその2年後に癌で亡くなりました。
その上、デュポン社従業員で妊娠していた8人のうち、2人が同じような奇形児を出産・・・
そのうちの1人の子Bucky Bailey(バッキー・ベイリー)氏も番組で紹介されています。
それに裁判のために、デュポン社従業員とその他のアメリカの一般人の血液を比べるために調査をしたのですが・・・
アメリカだけでなく、世界のどの血液(大人も子供も)もある程度C-8に汚染されているのが発見されたそうです。(怖)
唯一汚染されていなかった血液サンプルは、昔の朝鮮戦争時の兵士の血液のみだったとか。
全世界でスプレー、洗剤、ジャケット、調理器具など様々な形で使用されているのが原因です。
だから私も、うちの家族も、世界中のみんなある程度は汚染されているわけ。
そしてこの物質は、体内で分解されたり排出されたりせずに、どんどん体内に溜まる一方なのだそうです。
現在までの研究でわかっているだけでも・・・
C-8が原因で、精巣癌、腎臓癌、潰瘍性大腸炎、甲状腺疾患、妊娠高血圧腎症、高コレステロールなどのリスクが高くなるそうです。
デュポン社は、アメリカ合衆国環境保護庁に危険報告を怠ったということで1650万ドル・・・
そして集団訴訟では、6億7070万ドルの和解金を支払うことに。
でも人の命や環境破壊は、そんな金額では取り戻せないと思うのだけどね。
現在、C-8はアメリカでは生産禁止されているようですが・・・
生産禁止になっても自然分解されるわけでもなく、そのまま環境を汚染したままだし、中国の工場では今でも生産されているそうです。
またアメリカでは、C-8の代わりにGEN-Xという化学物質が使用されるようになったそうですが・・・
すでにGEN-Xが水路で検出されているという報告があります。
↓↓↓
What’s GenX still doing in the water downstream of a Chemours plant?(Chemical & Engineering News/C&EN)
水質汚染がどんどん広がっている感じがして恐ろしい・・・
近い将来、飲料水がとても高価になってしまうかもしれませんね。
↓↓↓
Blue Gold(ブルー・ゴールド)
そんなわけで、少しでも自宅での汚染を少なくしようと思って、新しいフライパンを購入したのでした。
このフライパンはPTFEフリー、PFOAフリーで・・・
一切PTFE(ポリテトラフルオロエチレン/フッ素樹脂)やPFOA(ペルフルオロオクタン酸)が使用されていません。
ちょっと安心して調理ができます。
最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございました♪
日本ブログ村と人気blogランキングに参加させていただいています。
今日もどちらか、または両方クリックをお願いします!
貴重な1票をお待ちしています~♪
↓ ↓
にほんブログ村 人気blogランキングへ
英国公認日本語ガイド協会のチャリティー・ツアー
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」
復興市場
楽天トラベル
話題のグルメが送料無料も!お買い物なら楽天市場
No comments:
Post a Comment