しばらく前に、ガーディアン紙でこんな記事を読みました。
テムズ川河口にある数々のゴミ埋立地について、です。
この記事には、エセックス州南部にある数々のゴミ埋立地について書かれているのですが・・・
この周辺は、もともと戦後の建設ラッシュで、コンクリートを作るための砂利採取場になっていたのだとか。
砂利採取場の多くはそのままにしておくと・・・
数年後にはいつの間にか水が溜まり、魚が住み始めていたそうです。
ところが、1960年代後半になる頃には・・・
fly tipping(フライ・ティッピング)、違法投棄が多く行われるようになっていたのだとか。
フライ・ティッピングって、今に始まったことじゃないのよね。
その当時は、ただのゴミだけでなく・・・
化学薬品会社によって破棄された腐食性化学薬品、顆粒シアン化物などもあったそうです。
酷すぎる!
地元のThurrock council(サロック・カウンシル)は・・・
そんな違法投棄についてなんの行動も起こさないまま。
そして、そんな砂利採取場跡の溜まった水は排水され・・・(驚)
その地域は埋立地に変貌しました。
その周辺に生息していた昆虫や鳥などの生物も、すべて一緒にゴミの山の中へ消滅。
そんなわけで周辺はかなり汚染されているはずです。
この記事で取り上げられていたのはSouth Ockendon(サウス・オクンドン)ですが・・・
その埋立地は1ヶ所だけでなく、以下の場所も含まれています。
Beckton Alps(ベクトン・アルプス)、Pitsea landfill(ピットシー・ランドフィル)、Two Tree Island(トゥ・スリー・アイランド)、Mucking Marsh(マッキング・マーシュ)、East Tilbury(イースト・ティルブリー)。
テムズ川沿いだけでも、歴史的な50ヶ所の埋立地があるそうです。
イギリス全体の埋立地の情報はこちらから見ることができます。
↓↓↓
Historic Landfill(Environment Agency/環境庁)
そして、なんと、イギリスの海外沿いにある埋立地の3分の1は・・・
環境保護されているはずの生態保護区のすぐ側にあるのだとか。(驚)
そんなところに、地球温暖化で洪水や浸食が増加の一方で・・・
この歴史的な埋立地が露出してくる可能性が大きくなるばかりです。
もちろん政府からは具体的な政策、解決策などはない模様。
そういえば、イギリスで家庭から出るゴミを燃やしているところって少ないな、と思っていたのですが・・・
いや、これはロンドン周辺に限る可能性もありますが・・・
未だに、ゴミを燃やすよりも埋め立てているところが多いのかもしれませんね。
21世紀だし、テクノロジーも発達しているのだから・・・
ゴミ処理だって、二酸化炭素などの温室効果ガスや微小粒子状物質を出さないような技術がありそうなものなのに。
昔はロンドンなどからのゴミをエセックス州に押し付け・・・
今はイギリスのプラスチック・ゴミなどを東南アジアなどの開発途上諸国に押し付けている、という図式。
埋立地もそうだけども・・・
カンブリア州にあるSellafield(セラフィールド)などの核廃棄物の再処理施設も同じです。
↓↓↓
ちなみに、セラフィールドはヨーロッパで一番汚染されている、とも言われるところ。
最終的にはゴミとなる核廃棄物の処理方法などがきちんと解決されてもいないのに・・・
新しい原子力発電所の建設なんてもってのほかです。
最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございました♪
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