週末、Noël Coward Theatre(ノエル・カワード・シアター)で・・・
友人カップル、ダンナと一緒に、Patriot(ペイトゥリアト)を観劇してきました。
ペイトゥリアトは愛国者とか愛国主義者とかいう意味ですが・・・
この芝居の舞台は、ソビエト連邦崩壊後の、政治的影響力を有するオリガルヒ/新興財閥が台頭するロシア。
Tom Hollander(トム・ホランダー)氏が、主人公であるビジネスマンのBoris Berezovsky(ボリス・ベレゾフスキー)を演じている他・・・
Will Keen(ウィル・キーン)氏がVladimir Putin(ウラジーミル・プーチン)・・・
Luke Thallon(ルーク・サロン)氏がRoman Abramovich(ロマン・アブラモヴィッチ)・・・
Josef Davies(ジョセフ・デイビス)氏がAlexander Litvinenko(アレクサンドル・リトビネンコ、通称サーシャ)を演じています。
私はほとんど内容を知らないままに観に行ったのですが・・・
どういう経緯でプーチン氏が力をつけてきたのかなどがわかり、とても興味深ったです。
そして、アブラモヴィッチ氏が、深くロシア政治に関わっているということにも納得・・・
プーチン氏を早めに潰そうとしたベレゾフスキー氏がどうなってしまったのか、も。
そして、みなさんも覚えているとは思いますが・・・
リトビネンコ氏は、2006年に亡命先のロンドンで暗殺されてしまいました。
そのことももちろん劇中で言及されています。
実はベレゾフスキー氏は、応用数学の博士号を持つ数学者でもあったのですが・・・
それには飽き足らずに、エリツィン時代に実業家として台頭し経済界で大成功。
政界を裏から操っていたものの・・・
自分で選んで推したはずのプーチン氏によって、失脚し亡命する羽目になりました。
もちろん劇中のやり取りはフィクションだけども・・・
実在した人物たちと大きな筋はノンフィクション。
ベレゾフスキー氏も、プーチン氏も「愛国者」ではあるのだろうけども・・・
まったく違うアプローチであるということもよくわかります。
もちろんこれを観劇しながら、現在のウクライナ情勢のことも頭を過りました。
あー、ベレゾフスキー氏があのときプーチン氏の選択をしていなければ!
と、かなり現在の政治にも関わりますが・・・
ベレゾフスキー氏を演じるホランダー氏は素晴らしかったです。
国際政治とかに興味があるならとてもオススメ!
最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございました♪
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