今週、マンチェスターで保守党党大会が開催中ですが・・・
やはり噂通り、今朝スナク首相がスピーチ内で、高速鉄道計画HS2(ハイスピード2)の規模縮小を発表しました。(呆)
もともと2009年に計画が発表されたときには・・・
ロンドンからバーミンガム、イングランド北部のリーズやマンチェスターを繋ぐことになっていました。
イングランド北部まで開通すれば、利便性も高まるし、観光客が増えて地域振興にもつながるはずなのに・・・
予算オーバーってことで、2年くらい前にリーズまでの路線計画を中止。
そして、今回、バーミンガムからマンチェスターまでも中止、だと発表されたのです。
だから、結局HS2が走るのはロンドンからバーミンガムだけってことになりますが・・・
そうなると在来線よりも30分くらい早く着くだけで、このインフラの意味はなんだったの、という感じです。
北部の大きな町を結ぶイングランド北部のインフラ整備事業は必須。
このHS2の資金をそういった事業に使うのであれば地元から文句は出ないでしょうが・・・
あやふやになったまま立ち消えになってしまったら、どうなることやら。
次世代のためにも、今投資する必要があると思うのだけど。
ネットゼロを目指すなら・・・
やはり時刻表通りに運行する、信頼出来る公共交通機関は必須だしね。
イギリスのバスや電車は、ほぼまったくと言っていいほど定刻通りには来ないから・・・
まず基本からしっかりとして欲しいです。
1825年に世界初の商用鉄道が開通された、21世紀のイギリスですが・・・
鉄道はその時代からあんまり進化しないまま。
日本では1960年代に新幹線が開通したっていうのにね。
ミステリー作家の故西村京太郎氏がイギリス人だったら・・・
絶対トラベルミステリーのトリックは思いついてませんよ!
今考えても、イギリスの電車のダイヤを使ったミステリーはただ1作・・・
アガサ・クリスティ氏による、1957年に発売された「パディントン発4時50分」のみ。
スコットランドから昔からの友人のジェーン・マープルを訪ねてきたエルスペス・マックギリカディが・・・
パディントン駅発午後4時50分の電車が上り下りですれ違うときに殺人を目撃。
そして素人探偵のミス・マープルが謎を解いてゆく、というものですが・・・
現在だったら、どっちのダイヤも遅れててそんなストーリーは思いつきませんね。(笑)
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