Tuesday, 7 April 2015

森林内の放射能汚染状態

以前、国立研究開発法人 森林総合研究所による、雪解け水と河川の放射能汚染レポートについてお知らせしましたが・・・
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雪解け水と河川の放射能汚染
梅雨期における渓流水中の放射性物質の観測結果(PDF)

先週、森林内の放射能汚染状態の報告が発表されました。
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森林内の放射性物質の分布状況調査結果について(事故後3年半までの変化)(森林総合研究所)
平成26年度 森林内の放射性物質の分布状況調査結果について(林野庁)
平成26年度森林内の放射性物質の分布状況調査結果について(報告詳細)(林野庁PDF)

福島第1原発の事故後、発電所からの距離が異なる福島県内の3町村である川内村、大玉村そして只見町の森林内で、土壌、落葉層、樹木の葉や幹などの部位別の放射性セシウム濃度と、森林全体の放射性セシウムの蓄積量を調査しているそうです。

ちなみに、福島第1原発からの距離はそれぞれ、26km(川内村)、66km(大玉村)、134km(只見町)。

やっぱり、調査の対象はセシウム(134及び137)だけみたいですが、ストロンチウムなど他の放射能も検査して欲しいところですね。

こういう報告については、あんまり全国紙などでは目につきませんが、放射能汚染からはまだまだ目が離せません。

木材内部の心材と辺材などの汚染は、全般に低いそうなので、それほど心配はなさそうだし・・・

葉や枝、樹皮など樹木の部位別の放射性セシウム濃度は、低下傾向にあるそうです。

でも、一番気になるのは落葉層の濃度。

葉や枝など他の部位より高い濃度で、やはり表層土壌0~5cmの層が最も高いそうです。

まだまだ繰り返し放射能汚染がある、ということになるのかな?

調査によると、森林全体の放射性セシウムの蓄積量の変化は小さくて、そのまま土壌表層付近に留まっていて・・・

雪解け水と河川の放射能汚染でもあったように、水自体には汚染はないようなので、やはりセシウムはそのまま森林内に留まっているという結論のようです。

森林外への流出量は少ない、ということは、森林の中はまだまだ汚染されたまま、ということでもあり、森林生態系は汚染されたまま。

森林の除染は、規模が大き過ぎてムリだろうし、まだまだ難しい問題のままですね。




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2 comments:

hatoko said...

ねこなすさん こんにちはー。
こうした調査もあるんですね。知りませんでした・・。
人間の身勝手で、森林の動植物に迷惑をかけているのかと思うと、何とも申し訳ない心境です。
教えて頂いた諸データ、見てみたいと思います。
いつもありがとうございます。

nekonasu ねこなす said...

hatokoさん、こんにちは〜。

森林はほとんど除染は不可能ですからね。
こういう調査は、もっと詳しくやって欲しいくらいです。
ニュースで、イノシシなどの野生動物の体内に含まれる放射能物質検査でも、ほとんど変化がないようなので、やはり長期戦になりそうだと書かれていました。
こういうニュースこそ、大きく報道して欲しいものです。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150403-OYT1T50018.html