Monday, 18 August 2014

下町ロンドンで夕張を思う

2〜3日前のガーディアン紙に、こんな記事が載っていました。
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Yubari, Japan: a city learns how to die
(夕張、日本:どう死に絶えるかを学ぶ町)

ちょっとタイトルが暗いのですが、炭坑の町として栄えていた北海道夕張市の人口は過去50年で90%減、そして財政破綻からの出発という現状の報告をした記事です。

ちょうど日本経済新聞(インターネット版)で、「地域活性化モデルケース」の1団体に選ばれたという夕張の、鈴木直道市長の記事を読んだばかりだったので、興味深く読みました。
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「課題に取り組む政府の覚悟感じた」夕張、モデル自治体に

鈴木市長については、今年に入ってから日経のコラム連載で初めて知ったのですが、若いのにしっかり夕張の将来を考えていてスゴい人だな、と思いました。
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「財政破綻」は実際にどういうことなのか
夕張の現実は日本の明日
東京都職員から夕張市長 人生を変えた決断
人口減少とどう向き合うか
地方自治体はどのように運営されているのか
悲しい記憶を乗り越え 夕張再生の芽生え
限界超える地方公務員の給与削減がもたらしたもの
未来を担う子どもたちへ 私たちができること

日本に限らず、イギリスでもそうですが・・・

政治家には、任期のときだけ上手くいけばいいやって感じの人が多い中で、もちろん短期的な対策も大事ですが、ちゃんと長期的な目で夕張の将来を見据えているところに感心したのです。

この連載を読んでいたら、たしかにまだまだ夕張には難しい課題はあるけど、なんとか乗りきれるのではないかと思えてきます。

もちろん、イギリスでも炭坑で栄えていた地方都市も、人口減や失業などの夕張と共通した問題があるけども、まだ夕張ほどの深刻さはありません。

イギリスには移民も多いから人口減はないのでは…とも思うけど、仕事がないところへはやっぱり移民も行かないしね。

この間行ったコーンウォールのエデン・プロジェクトは、鉱山跡を利用した素晴らしい例だと思うけど、すべての炭坑都市には当てはまらないだろうし。
↓↓↓
バイオームが楽しい、Eden Project(エデン・プロジェクト)

もちろん、地方自治体の行政だけでなく、国レベルや企業の協力もかなり必要でしょう。

エデン・プロジェクトの場合、Millennium Commission(ミレニアム・コミッション/千年紀組織委員会)という、公共事業をサポートする宝くじ運営委員会や、EU(欧州連合)やSouthwest Regional Development Agency(南西イングランド地域開発公社)などからの資金調達で建設したそうですが。

ここまでのプロジェクトを進めるためには、どれだけアクセスがよくて訪問者が訪れるか、またそこで働く人材を確保出来るのか、などいろいろ派生する問題があるしね。

ガーディアン紙の夕張についての記事の締めくくりは、なんとなく楽観的というよりは悲観的でしたが・・・

既成の道ではなく想像の道へ、方向転換を上手くすれば、私はまだ夕張再生の余地はあると思ったのでした。




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「福島原発が沈静化しました。

被災地も少しずつ復興し始め、被災者の方々にも笑顔が戻ってきました。

東北地方の海がまたきれいになりました。

港町にも活気が戻ってきました。

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英国公認日本語ガイド協会のチャリティー・ツアー
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」
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2 comments:

tatsumakineco said...

夕張…隣町なんですのよ、アテクシの生まれた町の。
なんつか、無理かも…再生は。
実はアテクシが高校生くらいの時、夕張に泊まったことがあるんですが
廃校を利用した宿泊施設で…もうそれはひどかった。
二度と泊まりたくないし、できればすぐに逃げ帰りたいくらいの;
で、「石炭の歴史村」とやらを見に行ったけど、それもつまらなかったです。
この施設、まだ稼働してるかどうかわかりませんが。
札幌からも結構距離があるので、余程人気のアトラクションでもできなければ
集客は難しいかなあという印象です。
わざわざ夕張にやってくる企業もなさそうですし。
あの後、どのような進化をしたのだろう夕張は。
ビジョンのある市長さんが頑張っているのですね。
なんとかなるといいなあ。

nekonasu ねこなす said...

tatsumakinecoさん、こんにちは〜。

おー、地元に近いところですね。
それほどヒドかったんだー。
でもこの鈴木市長がスゴいんですよ。
ぜひあの記事見てみてください。
たしかに人を集めるのは大変そうだけども、どうにかしてあげたいな、と思えるような。
これから10年後はどうなっているか、注目したいところですね。