全国どこでも、というわけではありませんが大抵のところはお粗末。
うちの子供たちが小学校へ通うようになってから、その小学校のメニューの中身を確かめてみると、ほとんど新鮮な食品を調理しているのではなく、冷凍食品または加工食品をオーブンで温めただけのものが多いのでした。
そのことを裏付けるようにここイギリスでは、イギリスのセレブ・シェフであるジェイミー・オリバーが2年くらい前に給食の質を上げるキャンペーンをして大きな話題になりました。
それ以来少しは質は向上した模様ですが、下町ロンドン地区ではまだ向上途上のようです。
そんなわけで,小学校に入学以来子供たちにはお弁当を持参させています。(学校では,給食、お弁当、または家に帰って食べる、という選択ができます。)
長男がある日こんなことを言ったことがあります。
『お母さん、ハムのサンドイッチはもう入れないでよ。』
『なんで?』
『ハム嫌なの、なんでも。』
その後また少ししてから聞き直すと、どうもムスリム教の子達にからかわれたよう。
以前にもご紹介したように、下町ロンドンの学校ではムスリム教の子供たちが大多数。
ムスリム教の人達は豚肉を食べません。
だから豚肉は給食にも出ないし、ハラル肉というムスリム教の教えにそった鶏肉を給食に使っています。
そんな環境の学校で、長男がハム入りのサンドイッチを頬張っていたら・・・・・、
からかわれてしまったわけですねぇ。
しかも、親友である友達も助けてくれなかったよう・・・彼もムスリム。
ムスリム教という宗教は尊重するけれど、その教えを長男にまで押し付けるっていうは納得できない!
『お母さんはハムを入れるのは止めないよ。サンドイッチの中身はツナだったり、ジャムだったり、ハムだったりするよ。だってあなたはムスリムじゃないんだから。その子達にボクはムスリムじゃないから何でも食べれるんだっていってやれ。』
『・・・・』
その後,また何かあったら先生に言うしかないかなと思っていましたが、なんとか長男はそのお弁当箱の問題を乗り越えたようです。
下町ロンドンでは、お弁当箱の中身と宗教の自由は大きく関係あるのです。
最近ハムを買ってないけど、またサンドイッチに入れちゃおうかな。
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