Sunday 20 January 2008

下町ロンドンの未確認事件

昨日の朝、週末の分厚い新聞を買いにいったダンナが、

『なんかハイ・ロードであったみたい。道路があちこち閉鎖されてハイ・ロードに出れなかったよ。どうもガソリンスタンドで事件のようだ。』

ハイ・ロードっていうのはHigh Road。

その地域のメインの道路です。

ガソリンスタンドで誰かが刺されたのか、どうもそんな様子で警察が周りを全て封鎖してしまったようです。

新聞にもニュースにも触れられていないので、実際何が起きたのかはわかりません。

まぁとにかく・・・

その封鎖されてしまった道路で、たまたま居合わせた近所のおじさん(アイルランド人)がダンナに話しかけ、

『いや、まったく、変な輩が増えてこういう事件が多くて困るもんだね。我々みたいのは少数派だからな。』

って、おじさんは「変な輩=移民」「我々=白人」というようなニュアンスでそう言ったそうです。

そこでダンナは、

『こういう事件が増えてホントに困ったものだということは同意するけど、同意できないこともあるよ。
人間の色も何も関係ないよ。世の中には「悪い人」と「善い人」しかいないんだよ。
第一、おじさんだってちょっと前まではつま弾きにされてた方じゃない。
自分もリバプール出身でリバプール人はみんな泥棒と思え、って言われてたわけだしね。』

ダンナはそう言ってから、(余計なことまで口走ってしまった!)と思ったそうですが、ねこなすは『よく言った!』と褒めてあげました。

どちらにしてもおじさんも冗談と受け流して、そのまま立ち去ったようですが。

そうなんですよね・・・・・

結構最近1960年代頃までは、「アイルランド人立ち入り禁止」なんて書いてある看板のあるお店やパブがあったそうですからね。

自分たちアイルランド人も差別されていたことも忘れて、今は差別する側に廻ってしまっているよう。

どうも人間、新しいものや未知のものに馴染みにくい、という性質があるようです。

これも「社会のいじめ」かな。



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