Wednesday, 11 January 2017

Silence(沈黙 -サイレンス-)

ロンパラ!さんと遊んだ日曜日。
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再びネオンのギャラリーへ♪

God's Own Junkyardへ行ったあと、ランチを食べてから行ったのは・・・

駅の近くの映画館。

そこで観たのは、遠藤周作氏の歴史小説「沈黙」を映画化した「Silence(沈黙 -サイレンス-)」です。

Martin Scorsese(マーティン・スコセッシ)監督のものですが・・・

かなり重〜いテーマなので、ロンパラ!さんに誘われなければ、たぶん観に行かなかったと思います。(笑)

もちろんスコセッシ監督の作品はいろいろ観てるけど、宗教ものはちょっと重いし、私が宗教嫌いというのもあるので。

宗教がらみのテーマで映画館に行って観たのは・・・

「The Last Temptation of Christ(最後の誘惑)」が最初で、今回の「沈黙 -サイレンス-」で2回目。

もちろん今回の作品は、17世紀の江戸初期の日本(長崎周辺)が舞台で興味がそそられたし・・・

それに、ちゃんとハリウッド映画が、その頃の日本を再現してくれるのか、という疑惑もありました。

ハリウッド映画って、けっこう日本と中国がゴッチャになってたりして「なにそれ!?」みたいのがいっぱいあるからねー。

でも、今回のは日本もどきではなく、しっかりと日本を描いてくれていました!

かなり残酷な日本だけども。

あらすじは原作を読めばわかるだろうから、特に必要ないかもしれませんが・・・

舞台は、江戸初期の幕府による厳しいキリシタン弾圧下の長崎周辺。

そこで捕らわれたのは、Liam Neeson(リーアム・ニーソン)氏が演ずる、イエズス会の高名な神学者クリストヴァン・フェレイラ。

イエズス会本部には、幕府の苛酷な弾圧に屈して、フェレイラが棄教したという報せが届きます。

そこで弟子の、Andrew Garfield(アンドリュー・ガーフィールド)氏が演じるロドリゴと、Adam Driver(アダム・ドライバー)氏が演じるガルペが、フェレイラを探しに日本へ向かいます。

まずはマカオに立ち寄り、窪塚洋介氏演じる日本人キチジローの手引きで五島列島に潜入し・・・

隠れキリシタンとの生活と、想像を絶する弾圧に遭遇することになります。

途中、ガルペは殉教する信者たちを助けるために命を落とし・・・

ロドリゲスはキチジローの裏切りで捕らえられ、やがてフェレイラと対面することが出来ます。

が、そこに待っていた真実とは?

ネタバレしてしまうので、一応あらすじはここまでにしておきますね。

映画全編にわたって音楽はまったくと言っていいほどなく・・・

自然の音の他、ロドリゲスの語りやイエスの声などだけで、ズ〜ッと緊迫した感じが続きます。

緊張感があれだけ保てるというのは、やっぱりスゴいな〜。

キチジローは、ただ懺悔すればいいってもんじゃないよ、という感じなんだけど・・・(笑)

あれは人間が生き延びるための世渡りテクニックなのかな、と考えさせられたり。

というか、信仰心というのは、踏み絵だけではかることが出来ないものというか・・・

それは人に証明する必要はなく、自分の心の中で信じていればいいこと、なのでしょうね。

そして一番印象に残ったのは・・・

イッセー尾形氏が演じる長崎奉行の井上筑後守。

怖いけどコミカルという、彼らしいとてもいい味を出してました。(笑)

この映画を観ながらつくづく思ったことが1つ。

歴史的にみて、あの頃日本で大規模にキリスト教が布教していたら・・・

きっと他の国のように、日本も植民地化していたんだろうね、ってこと。







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