先週の木曜日にあった、イギリスの地方選挙とEU(欧州連合)議会選挙。
今回の選挙で初めて選挙に参加した長女は、とても嬉しかったみたいです。
といっても、長女は郵便で投票したので、当日に選挙に行く経験はまだしていないけども。
若者の投票率が低いと言われているけど、長女の友人全員、すべて選挙に参加してきたそうです。
いいな、私もイギリスの選挙権が欲しいな〜。
地方選挙の結果はなんとなく予想がついた感じだけども・・・
日曜日の夜から夜半にかけて発表された、EU議会の選挙結果のほうは、予想を超える勢いでUKIP(イギリス独立党)が躍進して、なんと国内でトップになってしまいビックリ。
もちろん、人種のるつぼであるロンドンではまったく状況は違うけども、地方ではことごとくイギリス独立党が票を獲得してました。
イギリス独立党は以前まで、極右政党のThe British National Party(BNP/英国国民党)とほとんど一緒にされているようなところがあったけども・・・
最近、今まで保守党をサポートしていた国民が、反EU派であることを大きく宣伝しているイギリス独立党に票を移している、というのが大きいようです。
その代わりに、EUを支持することを前面に出したLiberal Democrats(自由民主党)が、議員たった1人にまで減ってしまいお気の毒です。
それほど、EU懐疑派が増えているわけ。
選挙のキャンペーン中には、イギリス独立党の党首が人種差別発言なんかもしてたけど、そんなことはほとんど関係なく票を伸ばしてしまいました。
その状態は、以前もブログでご紹介したことのあるドイツ在住の作家、川口マーン惠美氏の「シュトゥットガルト通信」(現代ビジネス)の最新コラムと同じ。
↓↓↓
「お役所仕事」は褒め言葉!?
こちらが最新コラムです。
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欺瞞に満ちたEUの構造を浮き彫りにする「極右政党」の台頭
イギリス国内では、(EU内からも含む)移民が多過ぎると文句を言っている人たちがたくさんいるけども、移民が突然いなくなったら、国は機能出来ないくらいになっているのにね〜。
サービス業や建設業は、きっと大打撃を受けるだろうし、NHS(National Health Service 国民医療保健サービス)や介護のエリアもかなりの人材不足になるはず。
ま、EU内の他の国はわからないけど、少なくともイギリスでは、EU議会選挙は総選挙に向けてのメッセージという意味もあるので、保守党や労働党へのEU議会の不満を込めた選挙結果であった、とも言えますね。
今回の選挙の投票率は、ざっと見ていたら30〜40%くらいなので、高い関心があったとも言えないけど・・・
少なくともイギリス独立党をサポートする人の多くが、ちゃんと投票したんだろうね。
ヨーロッパ内にEU懐疑派の議員が多くなってしまったので、EU議会をする意味もないような気がするんだけど。(笑)
ますます税金の無駄遣いにならないように、EU議会の改革を進めていかないと将来はほんとに危ういかも。
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被災地も少しずつ復興し始め、被災者の方々にも笑顔が戻ってきました。
東北地方の海がまたきれいになりました。
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2 comments:
どこの国にもいろんな問題が…。
というか、ねこなすさん、イギリスの選挙権もらえないのですねー;
そういえば国籍はイギリスなのですか?
それとも日本人のままなのですか?
国際結婚ってそういう問題もありそうですね。
マッサン見てても大変だなあと思います。
tatsumakinecoさん、こんにちは〜。
私、国籍は日本のままなので、選挙権がないのです。
イギリスにすれば選挙権もらえるけども。
なんか今さらねー、って感じで。
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