いよいよEU(欧州連合)からの離脱を問う国民投票の日で、うちの近くの投票所になっている教会にも人がボチボチ来ていました。
ダンナや長女はすでに郵便で投票を終えていますが、今日、長男は初めて選挙に参加するため、さっき出かけて行きました♪
今回の国民投票は、Remain(残留)とLeave(離脱)に分かれていますが、争点はほとんど経済と移民という感じ。
私は経済的観点からはもちろんのこと、子供たちの将来のためにも絶対に残留するべきだと思っています。
EUから離脱したら、イギリスはgenetically modified(GM/遺伝子組み換え)やネオニコチノイド系農薬を容認し始めると思うので・・・
環境問題や食品安全などの観点からだけでも、残留した方がいいと思うしね。
遺脱派のキャンペーンは、移民=諸悪の元という構図になっているような感じで、排他的な雰囲気がプンプンしてます。
例えば、移民によって生活保護などの福祉手当を奪われるというけども、ほとんどの生活保護はイギリス人が受けているし・・・
雇用が奪われるとはいうけど、大体の雇用はイギリス人が嫌がる労働条件のキツい3k労働やサービス業。
雇う方も、労働倫理が低くて当てにならないイギリス人よりも、働き者の移民を雇った方がいいし、移民はちゃんと働いて税金を納めているわけです。
その他、移民が原因ということで、学校、住宅、NHS(National Health Service 国民医療保健サービス)が圧迫されているともありますが・・・
それは移民だけのせいではなく、予算をきちんと管理しなかった政策のせいでもあるし。
特にロンドンでは、住宅の需要があるにもかかわらず、それを無視してた政府の政策のツケがきたという感じがします。
海外からの住宅投資が野放しになっていたので、普通のロンドン市民が購入出来る範囲の住宅供給が激減してしまっているにもかかわらず・・・
建設されている大多数の住宅は、大卒で平均より給料の高い人でも簡単に買えないような値段の高級フラット(マンション)ばかり。
グローバル化が進んだ世界で、EUとして団結する強さを発揮できるのはこれからの筈です。
たしかに、EUの規制も多いし問題点も多々あるから改革は必要だとは思うけども・・・
各国の国益を守り、国際的な影響力を行使できるのはEUのメンバーだからこそ、だと思います。
イギリスが離脱したら、誰が相手にしてくれる?
世界を制覇したイギリス帝国の時代は、とっくに終わっているのに気がついていないのかな。
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2 comments:
こんにちは。はじめまして。オランダに住んでます。投票結果、残念でした。イギリスの住宅事情等、尋常でないことは気がついていましたが、それをすべてEUのせい!とする離脱派の姿勢にちょっと不信感を感じていたので、ねこなすさんのご意見をすーっとした気分で拝読させていただきました。ネオニコチノイド系農薬の許可…についてはまったく知らなかったのですが…そうだと本当にイヤですね。私は日本だけが逆行しているのかと思っていましたが、英国もそんな姿勢なのだとすると本当にガッカリです(涙)。
そらさん、はじめまして。
こんにちは〜。
あまりのショックで、今日1日まだ実感がわかないです。
EUは、イギリスが暴走するのを防ぐのに丁度いい歯止め役を務めているので、今回の悲惨なニュースにはガックリしてます。ネオニコチノイド系農薬やGM食品に関しては、イギリスは容認する方向に行きたがっていたのを、EUの規制によって防いでいたようなものです。これからが思いやられます。
オランダ在住なのですね。今、家族でオランダに移住しようかと冗談半分で話しています。
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