Saturday, 18 November 2017

日本のニュータウン住宅地

最近読んだガーディアン紙の記事で、面白いものがありました。
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Raze, rebuild, repeat: why Japan knocks down its houses after 30 years

神戸の郊外を例に挙げた、日本の住宅事情です。

この記事の中の緑ヶ丘(この漢字かな?)は、都市の郊外によくあるニュータウンで、1960年代にダイワハウスが建設したものだそうですが・・・

そのほとんどの家は、1980〜1990年代に新しいモデルに建て替えられているようです。

近代の日本の住宅の寿命は約30年。

だから、この新しいモデルもすでに旧モデルとなり、ちょうど建て替えの時期に来ている、というわけです。

たしかに、関東地方にあるうちの実家も、1970年代後半に建設されたニュータウンの建売一戸建て住宅が並ぶ団地にあり・・・

ズラーッと同じような建売住宅が並んでいました。

近所のほとんどの家は、やはり築後30年前後で新しい家に建て替えられていた感じ。

うちはズ〜ッとそのままだったので、部分的に床が抜けそうな感じのところもあったけどね。(爆)

10年くらい前にそこは売却してしまったので、現在の様子はわからないけども。

その記事によると・・・

他の国とは違って、日本の住宅の不動産価格は時間とともに激減して、20〜30年には無価値になってしまう、とあります。

もちろん、旧家のような立派な家は、しっかりとした造りで何百年も保つようになっていますが、この記事の家はそういう家ではありません。

日本の場合、高齢化・人口減少率の高さも表面化しています。
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下町ロンドンで夕張を思う

緑ヶ丘の例では、人口減少よりも高齢化が問題のようですが・・・

不動産分野の新しい動きがあるそうです。

それは、家を取り壊さずに、改築をするというもの。

当たり前というか、昔から行われていたはずのことですが、これってニュータウンにある家には珍しいものだそうです。

人口減少しているわけだから、新しい不動産を増やすよりも、今存在する建物を改築するという中古住宅市場。

今まで、日本では少ないものだったみたい。

現在、日本全国での空き家率は13%らしいですが・・・

2033年までには30%以上になる見込みだとか。

新しい住宅市場というのは急激に減っていくので、ダイワハウスのような大手は改築産業に触手しているというわけ。

ところで、この記事の中で一番興味を持ったのは、無印良品とUR都市機構による「団地リノベーションプロジェクト」。
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団地リノベーションプロジェクト

古い団地の部屋が、シンプルで美しいデザインで改築されてて素敵♪

まぁ、伝統的な日本住宅という感じではないですが。

ところでイギリスでは、古い家の不動産価値は・・・

普通の庶民の家でも、時間とともに上がる傾向にあります。

もちろん、その家がある場所、建てられた年代やその状態にもよるので、すべて価値が上がるとは言い切れないけども。

我が家は1914年に建てられたので、築後100年を過ぎてますが、今のところ価値は上昇するばかり。

古い建物は個性あると評価され、伝統的な要素を残したモダンな内装の住宅に人気があります。

だから、中古住宅販売のためにも、家の補修やメインテナンスはきちんとしておく傾向があるわけです。

日本は地震などの自然災害もあるし、住宅を長く使うには難しい点もあるけども・・・

これから少しずつ不動産の使い方が変化していきそうですね。




英国公認日本語ガイド協会のチャリティー・ツアー
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」
復興市場




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