Friday, 11 April 2008

食育と着色料

イギリスには「食育」という単語はありません。

強いて直訳すれば、「food education」、「to teach children about a healthy diet」とかかな。

それでも日本語でいう「食育」と英語のそれではニュアンスが違うように思えます。

日本語でいうと広い意味での生活全体からみた食、という感じがします。

「育」という字はもちろん「子育て」などにも使われるように、育むという意味を持ち、文字どおり子育てと食は切り離せないものです。

子供たちに元気に育って欲しいと思ったら、食育は重要な要素の一つですよね。

我が家でもなるべく機会があるごとに、食や食品添加物の話しをしたり、、、

なるべく食品添加物が含まれている食品は食べないようにしています。

その添加物の一つ、着色料。

イギリスのThe Food Standards Agency(食品標準庁)が、来年末までに6種類の着色料を禁止する方向で関係機関に働きかけているようです。

どうしてかというと、お菓子や清涼飲料水などに含まれるその6種類の着色料が、ADHDの症状の一つでもある多動性障害(hyperactive behaviour)と大きく関連性がある、とみられているからなのです。

その問題の着色料は以下の通り。

sunset yellow(E110)サンセット・イエロー
quinoline yellow(E104)キノリン・イエロー
carmoisine(E122)アゾルビン
allura red(E129)アルラ・レッド
tatrazine(E102)タートラジン
ponceau 4R(E124)ポンソー4R

これらが含有している食品はいろいろ。

炭酸飲料、ケーキやジャム、缶詰などに使用されている着色料だそうです。

このEで始まる番号は、欧州連合EUで用いられる添加物の分類番号です。

我が家では「Eナンバーがバツ」であるということになっています。

例えば、原材料のところにたくさんのEナンバーがあるような食品は絶対に買うことは許しません。

もちろんそれは子供たちに確認させるんですけどね〜。

全てのEナンバーを否定するつもりはないですが、なければない方がいいわけで・・・。

でもこれを法律化することはちょっと難しいようです。

イギリスだけでなくて、EU全体がそれを認めて初めて「禁止」となるそうです。

母親としては、今後もこの着色料から目が離せません〜。



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