Thursday, 25 September 2014

性交渉同意のワークショップ

先週末のガーディアン紙にこんな記事がありました。
↓↓↓
New Cambridge students to attend compulsory sexual consent workshops
ケンブリッジ新入生に性交渉同意ワークショップが必修に

Freshers week: Oxford and Cambridge university running compulsory sexual consent classes(インディペンデント紙)

今、大学でも新学期が始まったばかりで、freshers week(フレッシャーズ・ウィーク)という新入生歓迎週間みたいのが、各大学で行われているところ。

そのフレッシャーズ・ウィークで、ケンブリッジ大学とオックスフォード大学を含む多くの大学で、性交渉同意についてのクラスが必修となっているという記事です。

というのも、National Union of Students(全国学生連盟)のアンケートによると、女子学生の3分の1以上が大学のキャンパスで、なんらかの性的暴力や嫌がらせを受けた、という答えがあり、大学もその問題を認識せざるを得ないからのよう。

オックスフォード大学では、学生連盟の学生がレイプ疑惑で無罪となったり、今月に入ってから、レイプされても大学と警察は助けてくれなかったと、匿名の女子学生がブログで告白した件などもあります。

大学というところは、学生が初めて親元から離れて生活する場でもあり、みんなが自由な雰囲気の中で勉学に励むわけですが・・・

そこで、自由=何をしても構わない、という構図が出来上がってしまうのかしらん?

ちょっと確認してみたところ、長女の大学でも新入生歓迎週間で性交渉同意についての講義があるようです。

もう20年以上前になりますが・・・

私がアリゾナの大学に入ったばかりのとき、1年目はキャンパス内の寮生活でした。

その寮の同じ階に住んでいた、アラスカ州出身の女の子がいました。

大学が始まってから数ヶ月後、その子は同じ学生の男の子とデートへ行ったのですが・・・

その翌日、その子の様子が変で、寮内でちょっとした騒ぎになったことがあります。

なんと、その子はデート相手にレイプされてしまったのです。

レイプした相手はそのまま学生を続け、女の子は大学を辞めてアラスカへ帰ってしまいました。

デートに行ったからといって、性交渉を持つ許可を与えるわけではありません。

きっとあの女の子は「イヤ!」と言ったのに、相手はそのままレイプしたに違いありません。

また、性交渉同意の問題っていうのは、大学のキャンパスに限ったことではなく・・・

例えば社会人になっても、デートに出かけて、そのデート相手にレイプされるということもありえるし、

夫婦間でもどちらかが性交渉を拒否すれば、レイプはありえるわけです。

大学での講義も必要かもしれないけど・・・

各家庭でもお互いの気持ちを尊重することを教えるべきだし、セカンダリー・スクール(中学生+)やシックス・フォーム・カレッジ(高校)の頃から、少しずつこの問題については学校でも触れるべきことなのでは、と思います。




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2 comments:

tatsumakineco said...

アラスカの女の子、気の毒でしたね;
この問題はほんと、よくよく教育してほしいです。
まあ、学校の前にまず親がですね;
ひょんの中学でもそういう事件があり、退学になった男の子がいました。
その子は、その他にも数々の問題を起こしていたんだけど。
そうかと思えば、他校でそういう問題を起こした子が
ひょんの高校に編入してきたりもあり。
見たところ更生してたみたいですが。
ただどちらのケースも、被害に遭った女の子のその後が気がかりなのです。
娘がいる身としては、他人事じゃないんですよねー。

nekonasu ねこなす said...

tatsumakinecoさん、こんにちは〜。

ほんとに可哀想でした、あの子。
時々、今頃どうしているのかな、と思います。
ひょんたろう君の学校でも、そんなことがあったとはオドロキ!
でもいつも思うけど、女の子に身を守れ、というより、男の子にガッツリと教育して欲しいな、と思いますね。
女性をちゃんとリスペクトするように、家庭で教育する必要がありますよね。