穴からビルへのお出かけで、長女とココにも寄ってみました。
この狭〜い螺旋階段を上がっていくと、セント・トーマス病院の旧手術室とハーブ・ギャレットがあります。
実際、ここは元セント・トーマス病院の一部だったところで、両方とも屋根裏部屋にあって規模は小さい博物館。
でもスゴく面白いところです。
ギャレットというのは屋根裏部屋ということなのですが、ここでは病院の薬剤師さんが薬用ハーブを保存したり加工したりしていたそうで、部屋に入った途端匂いが充満しています。
19世紀の手術器具や出産用器具などが展示されているのですが、この大部分は麻酔が発達する前のもの。
見ているだけで恐ろしくて、現代に産まれてホントによかったと思いました。
で、1822年当時の旧手術室。
ここは女性患者専用の手術室だったそうですが、こうやって見学が出来るようになっているのです。
麻酔や消毒剤がない上に、外科助手や医学生たちに見学されながら手術されるなんてイヤだ〜。
ココで手術を受ける人っていうのは、やっぱり貧しい人が多かったようです。
裕福な人は自宅で手術したそうですから。
そりゃそうだよね・・・お金があったらさらし者になる必要がないもの。
それに、この19世紀前期木製の手術台の下にはおが屑の入った箱が置いてあるのですが、やっぱりこれって血を受け止めるためらしいです。
あー、こわ。
100年ちょっとの間で、医療は大進歩しましたね。
ほんとによかった、よかった。
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4 comments:
Russellです。こんにちは!
面白いですね。たしか?フィレンツエの最古の解剖室には行ったことがありますが、ロンドンにも見学できるこんなところがあったんですね。板のベッド、リアルで寒々しいです。それにイタそうだし。
私の友人で大学病院で出産した時、ヒーヒー言いながら周りを見たら、「中学時代の同級生が医学生になって」そこに居て、目が合った、と言ってたのを思い出しました。絶対にイヤです、私も。Russellですが、女です~。
ぎょえー
こんなとこでさらし者は勘弁ですわ。
すんごい旧式…おが屑って何事すか?
私、足に湿疹ができた時、何気に大学病院へいったのですが
その時、断りもなしにゾロゾロと医学生が20人くらい入ってきたのですよ。
んで、アテクシの足をジロジロと~!
感じ悪いったらなかったですよ(怒)
それがお腹の中だなんて、最悪!
Russellさん、こんにちは〜。
フィレンツェにもこういうのがあるんですか?
でも解剖室っていうのはちょっと違うのかな。
板にいっぱい切り傷もついていたのですが、あれはどうも手術ではなくて、その後にワークベンチとして使われていた時についたもののようです。
ちょっと見た時は怖かったですけどね、、、ノコギリで切断された跡かと思ったり。
Russellさんのご友人、お気の毒〜。
中学生時代の同級生とそんなところでご対面なんてー。
tatsumakinecoさん、こんにちは〜。
そうですよ、おが屑。
血がダラダラってことです。(汗)
私も大学病院で医学生の見学を受けたことが!
私は顔にあった小さな痣ですが。
みんなでジロジロ、顔に迫ってきました。(爆)
日本って患者に断りませんよね?(怒)
えげれすでも私の子宮頸癌の検査の時に、医学生2名が同席したことがありましたが、一応私の了解を取ってくれました。
私も今後の医学のためと耐えましたわ。(笑)
ココでの手術は外科が中心だったそうなので、たぶん手足の切断とかオデキの切除とかだと思います。
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