Tuesday, 26 June 2012

少女のモデルのドキュメンタリー

昨晩、BBC4で「Girl Model: Storyville」という番組を観ました。
(イギリス国内だったら、↑のリンクからやiPlayerで視聴可)

この番組は、日本向けに、シベリアから若い女の子をモデルとしてスカウトする、アメリカ人のAshley(アシュリー)と、アシュリーにスカウトされた13歳のNadya(ナディア)を追ったドキュメンタリーです。

ファッション業界のことはぜんぜん知らないですが、こういう女の子たちが、ロシアと日本のモデル・エージェンシーの犠牲になっているというのが浮き彫りにされていました。

このナディアは、シベリアで行われたモデル・コンテストみたいので選ばれて、モデルの仕事をしに1人で日本に行きました。

日本では、2つのモデルの仕事が待っているという約束で。

13歳の子が、たった1人で日本に行ったのですよ〜!

言葉も何もわからないのに。

貧しい家族をモデル業をして助けたいがために。

これって、児童労働でしょ!?

で、成田空港に到着したときには、誰も迎えにきてないし!

どんなに不安だったことか・・・ほんとに可哀想。

ナディアは、ワンルーム・マンションのようなところに連れて行かれて、そこには同じくロシアから来たMadlen(マドレン)という子もルームメイトとしていました。

が、2人とも、自分たちがどこに住んでいるのかもよくわかっていないのです。

東京のモデル・エージェンシーでは、自分たちは15歳と言って登録してるし、側に大人がいて面倒見てあげるわけでもなし。

こんなことが許されているなんて、ビックリです〜。

それに、約束されたはずのモデルの仕事はなく、毎日キャスティングに行くだけ。

アシュリーは、スカウトになる前はモデルだったので、女の子たちがどんなことになっているのかわかっているはずなのに。

東京のモデル・エージェンシーの契約書の第10条には、「モデルのヒップ、ウエスト、バストが1cm増えたら、契約を破棄する」なんてのも!

それを見て、マドレンはいっぱい食べてウエストを2cm増やして、ロシアへ帰りました。

あと、契約書には、毎日更新する権利がエージェンシーにある、という条項も含まれています。

とにかく、エージェンシーがモデルの自由もすべて牛耳っているのです。

結局、マドレンもナディアも約US$2000の借金を残して、ロシアへ戻りました。

ナディアはシベリアに帰ってから、また2ヶ月後に日本に行って働いたそうですが、まだ借金は残っていたそう。

そのあとロシアのエージェンシーは、ナディアを台湾と中国へ行かせ・・・今も外国でモデルをしている、ということです。

日本の市場が、こんなに痩せた少女のような(実際に12〜13歳の少女ですが)モデルを要求している、というのもそうですが、13歳の子が日本でこんなに苦労しているという事実にビックリしました。

貧困ときらびやかなファッション業界の狭間に、ナディアたちのような少女がたくさんいるのです。

児童労働を規制する国際条約は、こういう場合は目が届かないのかな?


探してみたら、YouTubeにもアップされていました(日本語字幕なし)。



↑のが消されてしまったようなので、こちらを貼っておきます。






魔法の言葉を今日も呟きましょう!

「福島原発が沈静化しました。

被災地も少しずつ復興し始め、被災者の方々にも笑顔が戻ってきました。

東北地方の海がまたきれいになりました。

港町にも活気が戻ってきました。

ありがとうございます、そして感謝します。」

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JustGiving Japan
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日本財団 CANPANプロジェクト 東北地方太平洋沖地震支援基金
被災地支援表明ウェブサイト「できること」
ADRA Japan(アドラ・ジャパン)
JPF(ジャパン・プラットフォーム)
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「ふんばろう東日本支援プロジェクト」
復興市場



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4 comments:

tatsumakineco said...

げー;
鬼畜の所業…可哀想。
にゃんぼと大して年の変わらない子たちじゃないですか!
ひどいよ、ニポンの事務所!
外国人ならOK牧場とでも?
来ない方がいいよ、こんな国!

nekonasu ねこなす said...

tatsumakinecoさん、こんにちは〜。

悲惨ですよ。
せっかく家族のためにお金を稼ごう、としているのに。
まだまだ子供でいさせてあげたい年頃ですよね。
ロシアの事務所は確実に事実を知ってますが、東京のほうはどうかな、と灰色の感じです。
気づいてても気がつかないフリ、ですかね。

Anonymous said...

今さっきこの映画を観て本当にダークなモデルビジネスの世界って汚くて恐ろしいととても気分悪くなりました!

日本のエージェントもそうですが、アシュリーも人間性を疑います。自分がナディアと同じ目に遭っているのにそれをビジネスにして次々ニューモデルを送ってしまうという。。てゆうかまじアシュリーは三人目がおなかにいて手術して摘出した(実際は黄体のう胞)とか、ちょっと本当におかしいですね。。私にとってはかなりのスリラー映画でした。

少しでもこういったビジネスは少なくなるといいですね。特に未成年を傷つけるのは一番大人がやってはいけないことだと感じました。

nekonasu ねこなす said...

Anonymousさん、こんにちは〜。

ブログにご訪問ありがとうございます。
ほんとに、モデルビジネスってヒドい世界ですよね。
アシュリーは、この世界に浸り過ぎて、もう善悪の判断もつかなくなってしまっているのか、それとも自分だけよければと自己中心なのか。
こういうことがまかり通っているのが、恐ろしいです。
日本のモデル業界にもメスを入れる必要があると思います。