Friday, 8 June 2012

原発事故の被曝は避けられたのに・・・。

ちょっと前に、Japan Business Press(日本ビジネスプレス)で、こんな記事を読みました。
↓↓↓
福島第一原発事故を予見していた電力会社技術者
無視され、死蔵された「原子力防災」の知見


フリーランスライターの、烏賀陽 弘道氏の記事です。

原子力ムラの内部で、福島原発の事故前に、そういう事故が起こるであろうことを予測していた人がいたのに、まったくその知恵は事故時に活かされていなかった、というものです。

その人というのは、四国電力の元技術者の松野元氏で、「原子力防災 ─ 原子力リスクすべてと正しく向き合うために」という、防災態勢の欠陥を指摘した本も、2007年に出版していたそう。

さて、「福島第一原発事故を予見していた電力会社技術者
無視され、死蔵された「原子力防災」の知見
」の中に、このような部分があります。

*****ココから*****

──「全交流電源喪失」はどの時点で分かるのですか。どこから起算すればいいのですか。

「簡単です。『原子力災害対策特別措置法』第15条に定められた通り、福島第一発電所が政府に『緊急事態の通報』をしています。3月11日の午後4時45分です。このときに格納容器が壊れることを想定しなくてはいけない。つまり放射性物質が外に漏れ出すことを考えなくてはいけない。ここからが『よーい、スタート』なのです」

私はあっけにとられた。そういえばそうだ。法律はちゃんと「こうなったら周辺住民が逃げなくてはいけないような大事故ですよ」という基準を設けていて「そうなったら黙っていないで政府に知らせるのだよ」という電力会社への法的義務まで作っているのだ。「全交流電源喪失・冷却機能喪失で15条通報」イコール「格納容器の破損の恐れ」イコール「放射性物質の放出」なのだ。

そして、それは同日午後2時46分の東日本大震災発生から、わずか1時間59分で来ていたのだ。すると、この後「全交流電源喪失~放射性物質の放出」の間にある「メルトダウンがあったのか、なかったのか」という論争は、防災の観点からは、枝葉末節でしかないと分かる。

「15条通報」があった時点で「住民を被曝から守る」=「原子力防災」は始まっていなくてはならなかったのだ。

*****ココまで*****

ということは、11日の午後5時頃から、周辺住民のみなさんの避難が始まっているべきだった、ということに。

松野氏は、もしもSPEEDIのデータがわからなかったとしても、スリーマイル島事故とチェルノブイリ事故のデータから、SPEEDIのの予測をし、周辺住民の方たちの避難や安定ヨウ素剤の配布服用などの指示は、すぐに出せたはずだ、としています。

それなのに・・・

必要のない被曝をしてしまった人たちがたくさんいます。

その上、フリーランスライターの田中龍作氏によるこんな記事も。
↓↓↓
【福島県健康調査】 山下副学長のおふれ 「カルテ見せず」「再検査2年後」

福島県県民健康管理調査で、18歳以下の子供を対象に行われた甲状腺検査。

なんと、5mmを超えない結節、または20mm以下の嚢胞である場合は、2次検査を受けることができないのだそうです。

次の検査は2年後!

なぜかというと、あのMr.100mSv、山下俊一福島医大副学長がそう指導しているのだそうです。

5mm以下の結節と20mm以下の嚢胞が発見された子供は、13,460人にも上るそうです。

発見された本人や親御さんの不安な気持ちを考えると、怒りが込み上げてきます。

それに福島県立医大では、エコー画像やカルテも親や本人に見せないとか!!

親が見せて欲しいと頼んだら、情報開示請求の提出を求められたのだそうです。

なんだそれ!?

避けられたはずの被曝をさせられた上に、きちんと自分の健康状態も知ることが出来ないってわけでしょうか?

これって人権侵害だと思います。




魔法の言葉を今日も呟きましょう!

「福島原発が沈静化しました。

被災地も少しずつ復興し始め、被災者の方々にも笑顔が戻ってきました。

東北地方の海がまたきれいになりました。

港町にも活気が戻ってきました。

ありがとうございます、そして感謝します。」

Project Fumbaro Eastern Japan
Save the Children (Japan earthquake and tsunami appeal)
英国公認日本語ガイド協会のチャリティー・ウォーク
JustGiving
Central Community Chest of Japan

日本赤十字/義援金
JustGiving Japan
CIVIC FORCE
日本財団 CANPANプロジェクト 東北地方太平洋沖地震支援基金
被災地支援表明ウェブサイト「できること」
ADRA Japan(アドラ・ジャパン)
JPF(ジャパン・プラットフォーム)
赤い羽根の共同募金
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」
復興市場



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2 comments:

tatsumakineco said...

甲状腺がんのリスクがある子供がそんなに大勢いるのに
リスクをリスクとも認めようともせず
カルテもエコーも見せないって、医者の良心あるんですか?
嘘つきばっかり!
実際に病気になったら、原発由来とは言い切れないとか
信じられないような言い訳を始めるに決まってますよ;
許せない!

nekonasu ねこなす said...

tatsumakinecoさん、こんにちは〜。

もうね、まったく信用出来ません!
カルテやエコーは、患者本人のものですよね?
それを理解出来るかどうかは別として。
なんか、ただ資料を集めたい、みたいな態度に腹が立ちます。
ほんとに医者としてだけでなく、人間としても失格ですよね。
今すぐ医者の免許を剥奪して欲しいです。