ミネラルウォーターや天然水の放射能について

この前、イギリスの食の放射能汚染で、羊肉のこととかについて書いたのですが・・・

今度は、イギリスで売っている、100銘柄のボトル入りの水やミネラルウォーターについての情報です。

といっても、放射能汚染があるっていうことじゃないのでご安心を。

普通の状態で、どの程度の自然放射能を含んでいるのか、ということです。

日本でも、外国産ミネラルウォーターを飲んでいる人にも参考になるかも。

このミネラルウォーターの放射能の調査は、The Food Standards Agency（食品基準庁）が2004年に行ったものなので、最新情報ってわけではないです。

詳細は、こちらからどうぞ。
↓↓↓
Analysis of the Natural Radioactivity Content of Bottled Waters（PDF）

検定標準として使われたのは、Alpha Activity（アルファ粒子放射能）にはplutonium-242（プルトニウム242）、Beta Activity（ベータ粒子放射能）にはcaesium-137（セシウム137）だそうです。

ちょっと、このレポートからかいつまんでみると・・・

私の好きなブランド「Badoit（バドワ）」、天然微炭酸のミネラルウォーターですけどね。

Alpha Activity　0.11Bq（平均値）
Beta Activity　0.55Bq（平均値）
Uranium (ICPMS)　1.37mcg/L（平均値）

けっこうあるものなんですね。

で、ちょうどうちにある、スコットランドのハイランド・スプリングは、というと・・・

Alpha Activity　0.06Bq（平均値）
Beta Activity　0.07Bq（平均値）
Uranium (ICPMS)　0.48mcg/L（平均値）

でした。




Perrier（ペリエ）は、こんな感じ。

Alpha Activity　0.08Bq（平均値）
Beta Activity　0.08Bq（平均値）
Uranium (ICPMS)　2.26mcg/L（平均値）

Volvic（ヴォルヴィック）は・・・

Alpha Activity　0.01Bq（平均値）
Beta Activity　0.28Bq（平均値）
Uranium (ICPMS)　0.20mcg/L（平均値）

という検査結果。

ところで、（可溶性）ウランは、世界保健機関によると、許容される最大消費量は1日に体重1kgにつき0.5mcgだそうで、14mcg/Lくらいまでは健康に害がない程度だとか。

でも、イギリスのRadnor Hills（ラドナー・ヒルズ）、イタリアのSan Pellegrino（サンペレグリノ）や、フランスのSt. Yorre（サンティヨール）のウラン値がちょっと高め（7〜11mcg/L）なので、1日に何本もガブガブ飲むのは止めたほうがいいかもね。




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