Wednesday, 7 December 2011

調査捕鯨の優先順位

今日のガーディアン紙にこんな記事がありました。

Japan whaling fleet accused of using tsunami disaster funds

南極海で今季の調査捕鯨を行う捕鯨船団が、東日本大震災の義援金を利用している、という記事です。

捕鯨船「勇新丸」(720トン)と「第2勇新丸」(747トン)などを含むこの捕鯨船団は、山口県下関漁港から出港したそうですけどね。

まったく被災地とはかけ離れてます。

たしかに、宮城県石巻市の鮎川港とか、捕鯨で有名だった被災地もあるので、義援金がそちらに行くことは納得できますけどね。

でも、なんで調査捕鯨全体をサポートする必要があるのか疑問。

(記事を読む限り、義援金が使われている証拠はありませんけどね。)

もちろん、捕鯨に関しては、日本の食文化でもあり、正否をつけがたいものがあります。

ただ、義援金に関しては、どう考えても「否」でしょう。

まず被災地の復興を優先させるべきだと思います。

近年の反捕鯨派の妨害対策として、捕鯨団の安全対策費など約23億円を今年度の第3次補正予算として計上したのだそうです。

平成23年度第3次水産関係補正予算の概要

一番下の「その他」に「鯨類捕獲調査安定化推進対策」が小さく紛れ込んでます。

この中に義援金も紛れ込んでいるのでしょうかね?

でもね、こんなときに義援金にしろ税金にしろ、もっと被災地に有効な使い方があると思うのですよね。

それをわざわざ調査捕鯨団につぎ込むってどうなのかな?

優先順位を間違えているのではないですかね〜。

それに、調査っていったって、本当の目的は「調査」ではないでしょう。

だから、世界からも冷ややかな目で見られてしまうのですよ。

そんなことに税金(そして義援金)を使うなら、水産省として海洋汚染の実態を調査したり、魚介類の放射能汚染の実態をもっと詳しく調べたりすることに予算を使って欲しいです。

養殖業などを復興させるにも、海が放射能で汚染されていたら元も子もないのだから。







魔法の言葉を今日も呟きましょう!

「福島原発が沈静化しました。

被災地も少しずつ復興し始め、被災者の方々にも笑顔が戻ってきました。

東北地方の海がまたきれいになりました。

港町にも活気が戻ってきました。

ありがとうございます、そして感謝します。」

Save the Children (Japan earthquake and tsunami appeal)
英国公認日本語ガイド協会のチャリティー・ウォーク
JustGiving
Central Community Chest of Japan

日本赤十字/義援金
国境なき医師団日本
JustGiving Japan
CIVIC FORCE
サンドウィッチマン『東北魂義援金』
日本財団 CANPANプロジェクト 東北地方太平洋沖地震支援基金
被災地支援表明ウェブサイト「できること」
ADRA Japan(アドラ・ジャパン)
JPF(ジャパン・プラットフォーム)
赤い羽根の共同募金
SAVEJAPAN! PROJECT
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」



最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございました♪

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3 comments:

nekonasu ねこなす said...

Thanks for your comment!

tatsumakineco said...

誰が決めるんですかね?こういうの…。
泥棒に近い行為…。
こういうことされたら、今後税金上がったところで
こちらは復興のためと思って身を切るのに
結局何に使われるのかわからないってことに…。

nekonasu ねこなす said...

tatsumakinecoさん、こんにちは〜。

一応、国会で予算は決まるわけですよね?
だから、赤十字とかの義援金などは、簡単に入れることは出来ないはずですが。
でも、国単位でもらった援助金とか、そういうのが配分される可能性がありますよね。
とにかく、どっちにしろ、もっと他の重要なことに使って欲しいと思うのです。
クジラより、海の汚染をもっときちんと調査すべき!