Sunday 21 February 2016

大地を受け継ぐ

日本で、ドキュメンタリー映画「大地を受け継ぐ」という映画が公開になったそうですね。
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大地を受け継ぐ

簡単なあらすじは・・・

東京に住む16〜23歳の11人の学生たちが、福島第1原発から約65km離れた須賀川市で農業を営む樽川和也氏と、その母親の樽川美津代氏を訪ねて行く、というものです。

原発事故のすぐあと、樽川氏の父親(美津代氏の夫)は、地元の農業団体から農作物出荷停止の通知を受けて、希望を失くして自死してしまったそう。

そのあと、樽川親子は東京電力の心無い賠償システムと戦いながら、今も農業を営んでおられます。

彼らにとって須賀川市の土地は、先祖代々受け継がれた場所であり、職場でもあり、生活の場でもある大切な場所。

が、大事に耕してきた土地は、放射能に汚染された土地になってしまい、その価値がほとんど無くなってしまったのです。

このドキュメンタリーに出てくるのは1軒の農家ですが、原発事故で影響のあった全ての農家の代表とも言えますよね。

だって、表立ってハッキリと言えない農家の方たちもいるだろうし。

ところで、この映画に出演していらっしゃる樽川氏の話は、朝日新聞(ウェブサイト)にも紹介されていました。
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首つったおやじ、無駄死にさせたくねえ 福島の農家

樽川氏が語る真実には重みがあります・・・

「これは風評被害じゃねえよ。根も葉もない噂(うわさ)が広まって売れねえのが風評被害だけど、じぇねえっしょ。根も葉もあんだから。現実に降ったんだよ、放射能が」

東日本大震災からもうすぐ5年を迎えようとしています。

復興庁の最近の統計によると、避難者も18万人近くもいますが・・・

樽川氏のように、その場に留まって踏ん張っている農家の方たちも多くいるでしょう。

以前、ブログで触れたことのある、吉沢正巳氏が運営する希望の牧場・ふくしまもその1つ。
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いかすため…の「希望の牧場」

汚染がなくなる日が来るまで、本当の意味での復興はまだまだ先です。

残念ながら、イギリスでは「大地を受け継ぐ」を観る機会はまだなさそうですが・・・

いつか観たいな、と思ってます。

というか、日本人なら・・・

原子力発電を持つ国に住む者なら・・・

放射能汚染問題を直視するためにも、観るべき映画ではないか、と思います。

全国の学校で公開してもいいと思うし。

こういうドキュメンタリー映画は、興行的に成功することは稀ですが・・・

今回も今のところ、全国で15の映画館で公開されるだけみたい。

ぜひ、もっと多くの映画館で公開されることを願ってます。

長期的な目で見ても、原子力発電に伴う核廃棄物をどうやって処理するのか、という問題も、日本だけでなくイギリスにもあるわけです。

そういった意味でも、放射能汚染問題を考えることは必要だと思います。






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「ふんばろう東日本支援プロジェクト」
復興市場



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2 comments:

hatoko said...

ねこなすさん こんにちはー。

樽川氏は映画『世界が食べられなくなくなる日』で取材を受けられた方ですね。老けられたな、ご苦労されているのだな…、と予告編をみて思いました。

それでも、お顔は明るいですね。率直なお言葉は、澄んだ真のお強さなのだと感じました。

(こちらの記事も検索してみました↓)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160220-00000020-flix-movi

吉沢氏も、記事元を失念したのですが、たしか餌代は年間600万円だが、牛達が死なねばならないなら、餓えではなくお腹が満ちた状態で送ってやりたい、とのお話を読みましたが、本当に頭が下がります。

《大地を受け継ぐ》とは、日本中すべてのこと、今ここにいる自分のことだと思います。

機器の関係で予告編ようやく観られました。
教えて下さってありがとうございます。
映画、観たいと思います。

nekonasu ねこなす said...

hatokoさん、こんにちは〜。

樽川氏、メディアにインタヴューを受けるのはあまり好きでないようですが、やはり被害を受けている大勢の農家の方たちの代表になってしまった、ということもあるようですね。
これからもずっと、現地からの声を伝えていただきたいです。
自然を破壊したら、人間は生きていけないのだから、もっと長い目で見た自然と共存できる政策を政治家は目指して欲しいです。
福島の犠牲を無駄にしてはいけない、と強く思います。
映画、ぜひ観に行ってください。
多くの人が観れるように、テレビでもやってくれるといいですよね。