Friday 17 June 2011

広瀬隆さんと送電線の国有化1000万人署名運動

広瀬隆さんからのメッセージをご紹介します。
(無断転載ですが、拡散をお願いします!)

**********ココから

●『自家発電6000万kw・送電線の解放が原発廃止への近道』

現在の反原発運動についてひと言申し上げます。

電力会社の原発はほぼ5000万kWだが、今夏のピーク時には、福島第一が廃炉になり、福島第二、東通、女川、東海第二が全滅し、浜岡が停止、柏崎刈羽が3基再起不能で停止、さらに全土で定期検査中の原発が運転再開不能のため、事実上1300万kWしか稼働しない状況にある。

この頼りない原発より、資源エネルギー庁が公表している産業界の保有する自家発電6000万kWのほうが、はるかに大きなバックアップとしての発電能力を持っている。

「原発の代替エネルギーとして自然エネルギーに転換せよ」という声が圧倒的に多いが、日本人が“快適な生活”をするために使っている電気の大半を生み出しているのは、現在は火力発電である。この火力発電は、日本においてきわめてすぐれた世界最高度のクリーンな新技術を導入しているので、何ら問題を起こしていない。決して原発が、電力の大半をになっているのではない。原発は事故続きで、4分の1も発電していない。

自家発電をフルに活用すれば、このすぐれた、クリーンな火力だけで、「まったく現在のライフスタイルを変えずに、節電もせずに、工場のラインを一瞬でも止めることなく」電気をまかなえる。これは、将来、自然エネルギーが不要だと言っているわけではない。多くの人が抱いている「自然エネルギーで代替しなければ原発を止められない」という現在の反原発運動の固定観念は、まったくの間違いである。

将来のエネルギー構成をどうするべきかについてはここで論じないが、原発を止めるのに、選択肢の一つである自然エネルギーは、今のところ特に必要ではない。つまり、産業界を味方につけて自家発電をフルに活用し、原発を止めることのほうが、もっと重要である。

週刊朝日6月10日号で私が特集したように、週刊朝日の記者が各電力会社に取材した結果、興味深い電力需給について裏の構造が明らかになった。全国で、電力会社が他社受電の発電能力を秘密にして、取材にも答えようとしなかった。特に九州電力だけは、「発電設備ごとの能力の内訳は公開していない。経営戦略情報なので教えられない」と、火力・水力・他社受電(自家発電からの買い取り)・原子力の内訳さえも答えないというトンデモナイ非常識な態度をとった。この九州電力が、原発を動かせないので夏に電力不足になる、と言い立てている。

なぜ電力会社は、これら当たり前の事実を隠そうとするのか、という疑問から、ここで重大なことが明らかになった。

それは、「電力会社が自家発電をフルに利用すれば電力不足が起こらない」、この事実を国民に知られると、産業界からも、一般消費者からも、「送電線を自家発電の民間企業に解放せよ!」という世論が生まれる。そして制度が改善されて、誰もが送電線を自由に使えるようになると、地域を独占してきた電力会社の収益源の牙城が崩れる。送電線の利権だけは、何としても電気事業連合会の総力をあげて死守する必要がある、と彼らは考えている。

九つの電力会社にとって、福島原発事故を起こした今となっては、原発の確保より、送電線の確保のほうが、独占企業としての存立を脅かすもっと重大な生命線である。そのため、自家発電の電気を買い取らずに、「15%の節電」を要請するという行動に出てきたのである。

したがって日本人は、「自然エネルギーを利用しろ」と主張する前に、「送電線をすべての日本人に解放せよ!」という声をあげることが、即時の原発廃絶のために、まず第一に起こすべき国民世論である。何しろ、送電線が解放されて、安価に送電できなければ、自家発電ばかりでなく、自然エネルギーの自由な活用もできないのだから。

原発廃絶は、反原発運動の自己満足のために実現されるべきものではない。産業界も含めた、すべての日本人のために進められるべきである。

広瀬隆

**********ココまで



ところで、この「送電線を解放せよ」と訴えているのは、広瀬隆さんだけじゃないのです。

NPO法人 MAKE THE HEAVEN理事長の、てんつくマンこと軌保博光が世話人の1人を務めている、「送電線の国有化を願う!1000万人の短冊署名!」運動。

1ヶ月で1000万人の署名を集めている最中で、署名の締め切りは7月4日です。

海外在住でも大丈夫、ネットからも署名できます!







魔法の言葉を今日も呟きましょう!

「福島原発が沈静化しました。

被災地も少しずつ復興し始め、被災者の方々にも笑顔が戻ってきました。

東北地方の海がまたきれいになりました。

港町にも活気が戻ってきました。

ありがとうございます、そして感謝します。」

British Red Cross (Japan Tsunami Appeal)
Save the Children (Japan earthquake and tsunami appeal)
英国公認日本語ガイド協会のチャリティー・ウォーク
JustGiving
Central Community Chest of Japan

日本赤十字/義援金
国境なき医師団日本/インターネット寄付オンラインサービス
JustGiving Japan
CIVIC FORCE
サンドウィッチマン『東北魂義援金』
日本財団 CANPANプロジェクト 東北地方太平洋沖地震支援基金
被災地支援表明ウェブサイト「できること」
ADRA Japan(アドラ・ジャパン)
JPF(ジャパン・プラットフォーム)
赤い羽根の共同募金
SAVEJAPAN! PROJECT



最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございました♪

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2 comments:

tatsumakineco said...

あい。拡散してきました。
ねこなすさん、海外にいらっしゃるのに
ほんとに日本の情勢に寄り添ってくださってるのがすごいです。
どうやって情報を探っているのですか?
ほんと、日本はねー;
どこかマスゴミもグルなところがあるから…。
広告代理店絡みっていうか…。
もう東電で儲けるのは無理と悟って切り捨てて欲しいんですが。
何故か守ってる人たちがいるんだと思います。
つか、東電に手を付けたら、他の電力会社も同じとなるのが嫌なのか。
あと、この期に及んでトリウム原発なら安全という話が降って湧いてるんですよ。
国民は誰も興味ないんですが。
話を聞いたら、原発は原発なんですけどねー。
燃料が水に溶けてるからメルトダウンがないです!って理屈。
でも、放射能は出るんだよ、バカ。
新書が出てるんで、また読んで問題点をあげつらってやろうかとか考え中です。

nekonasu ねこなす said...

tatsumakinecoさん、こんにちは〜。

拡散どうもありがとうございます!
いや、ネットの威力というか・・・私が暇にしているからです。(爆)
いろいろ探っているうちに、情報が出てくるのでムシできないのです。
マスコミ、たしかに報道ストップがかかっているのもあると思いますよ。
利益関係があって、自由に書けないこともあるのではないでしょうか。
書いてもボツとかね。
常識を覆すほどのリーダーがいないとダメですね、ほんと。
大企業やらに立ち向かえる人たち。
論理さえしっかりしていれば、国民はついて行くはずだと思うのですが。
放射能はもうやめろっつーの。
広島、長崎の教訓に加え、福島の状態がこんなときに、まだそんなことをほざいているのがいるとは。