Thursday 11 March 2010

イタドリ退治の糸口

子供たちと一緒に、オリンピック2012予定地の工事現場を見学したのが2007年の10月。

工事現場視察の様子はこちらからどうぞ。

その時に初めて知ったのが、タデ科のJapanese Knotweed(イタドリ)問題です。

オリンピック村の予定地にも蔓延っていたイタドリという植物は、19世紀にイギリスに観賞用植物として輸入されたそう。

その後、人気があっという間に広がって、あちこちに植えられたそうなのですが、とにかく繁殖力が強く取り除くことが困難で、駆除に莫大な金額がかかっているのだそうです。

そのため、今では故意にイタドリを植えて増やすことはWildlife & Countryside Act 1981という法令で禁止されているほど。

それでずっとイタドリ撃退の研究がされていたのですが、やっとその糸口が見つかったようです。

その名も、Aphalara itadori(イタドリマダラキジラミ)!

日本の小さな昆虫です。

いろいろな昆虫や菌類を研究して、この昆虫がイタドリ退治のバイオコントロールに最適、と判断されたそうです。

まずはイングランドの一部(どこかは内緒)に放たれるそうなのですが、ほんとに成功するのかな。

この昆虫が、イギリスの生態系を崩すことに拍車をかけないといいけどねー。

とにかく、19世紀〜20世紀のヴィクトリア朝時代って、外来種のGrey Squirrel(ハイイロリス)を輸入して在来種であるRed Squirrel(アカリス/キタリス)を激減させてしまったし、産業や文化が発達したわりに生態系のことはかなり無知だったのね〜。

それにしても、この昆虫を利用する前に、なんでイタドリを食べることを紹介しないんだろう?

日本ではイタドリ食べるらしいですからね。



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6 comments:

ひのっこママ said...

ご無沙汰してしまいました。
突然ではありますが4月を目安に
ブログを一旦閉鎖する方向で検討しています。

子供達が入学入園となり春からは
私のライフスタイルも少し変わりそうな予感です。
それと重なり、夢の実現に向けてさらに勉強と
一歩踏み込んだ活動もしたいと思っています。

ブログを放置することが性格上どうしても
気になってしまうので、一度閉鎖をして
リニューアルした際はご連絡差し上げる形に
しようと思っております。

どうぞ宜しくお願いいたします。

追伸
ねこなすさんの素敵なロンドンの生活
毎回楽しく拝見しておりました。
ねこなすさんとご家族が笑顔で毎日が
過ごせますことを日本から願っております。

ひのっこママ

マーサ said...

はじめまして。ブログランキングから来ました。
イタドリ?
その様なのもがイギリスを・・・
ニホンでは食べる?
まだまだ知らないことだらけですね!
また訪問させてもらいます!!!

nekonasu ねこなす said...

ひのっこママさん、こんにちは〜。

ひのっこママさんの夢の実現を応援してます!
これからも一歩一歩確実に頑張ってくださいね。
リニューアルしたらぜひお知らせください。
楽しみにしています〜。

nekonasu ねこなす said...

マーサさん、こんにちは〜。

はじめまして!ご訪問どうもありがとうございます。
イタドリって、山菜のような感じで食べることが出来るようですよ。
私も知らなかったのですが、今度見つけたらトライしてみようかな、と思います。
また遊びに来てくださいね!

tatsumakineco said...

ぎょえー!
いいんですかね?
簡単に放したりして(汗)
いや、ほら、日本でも
ハブを駆逐するためにマングース仕入れたけど
ハブは食わずに大繁殖してしまって生態系崩れたって話が…。
危険が危ないざます!

nekonasu ねこなす said...

tatsumakinecoさん、こんにちは〜。

そうなんですよねー。
一応、ずっと研究してきたみたいなので、大丈夫らしいのですが、ほんとに自然界って予想つかないし。
大丈夫でないと困りますよ〜。
日本でもいろいろ外来種問題ありますよね。